私の嫌いな10の人びと、ひとを“嫌う”ということ

今日は仕事納めでチームの飲み会でした。今年1年の仕事を振り返ると・・・9月のリーマンショックを契機に環境が一気に悪化し非常に厳しかったですが、一方で社内外共に人に恵まれた1年でした。それと、今の仕事を始めて4年9ヶ月間経ちます。10年を1つの区切りとして考えた時にあと3ヶ月で折り返し地点です。そろそろ今まで学ばせてもらった分を仕事で返していく時期だと思っています。正月は飲み過ぎて朦朧としてないで頭の中の棚卸しをしよう。

昨日読み終わった本。僕の人生に多大な影響を与えたゼミの先生おすすめの中島義道です。久々に読んだけどやっぱり好きです。笑 あのゼミで学んだ価値観が今も自分の中に強く残っているんだなあとつくづく思います。麻木久仁子の解説が中島義道の本全てのメッセージを端的に表してます。

人に理解され、同意され、共感され、あわよくば賞賛される自分でありたい。「マジョリティー」の側に身を置いておきたい。思えば物心ついたころからずうっと、そう熱望してきた。と同時に、個性的でありたい、人と違う自分でありたい、枠にとらわれない自分でありたい、「マイノリティー」の側に毅然として身を置く自分でありたいと、これまた熱望している私もまた存在する。そしてそんな「とらわらない私」こそが、理解され、共感され、あわよくば賞賛されないものかしら、と。ようするに欲深いのである。

私の嫌いな10の人びと (新潮文庫)

私の嫌いな10の人びと (新潮文庫)

ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)

ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)